我が国の周産期医療はいまや世界のトップレベルの水準にとなり、医療現場においてはより安全にかつ快適な分娩が求められています。胎児の健康状態を把握するための方法として胎児心拍数陣痛図(CTG)の重要性は広く認識されており、CTGを正しく判読することに加えてCTG波形の変化を理解することで胎児の異常な状態の早期発見、対処へとつながり、貴重な命が救われることとなります。本セミナーでは、医師、助産師、看護師が標準化されたCTG判読スキルを習熟し、産科医療の現場で活躍する医療チームの一員としてそのレベルの向上を図ることを目的としています。
尚、本セミナーでは「CTGエボリューション-胎児生理学からコンピュータ判読まで(中外医学社)」を基礎教材としています。
学生、医師(初期、後期研修医)、看護師、助産師
2023年7月11日(火)
時間 | タイトル |
---|---|
8:00 - 8:10 | OPENING REMARKS |
8:10 - 8:30 |
講義① 胎児生理学から理解するCTG 「胎児の気持ちに耳を傾けてみよう」 |
8:30 - 8:50 |
講義② CTG波形の生理的、病的な意味 「babyからの助けてくれのサイン」 |
8:50 - 9:10 |
講義③ 5段階分類 「判読マスターへの第一歩」 |
9:10 - 9:15 | - 休憩 - |
9:15 - 9:35 |
講義④ 疾患背景とCTGパターン 「こんな時どう考える?」 |
9:35 - 9:55 |
講義⑤ CTGエボリューション 「脳性麻痺事例を防ぐためのもう一歩」 |
9:55 - 10:05 | - 休憩 - |
10:05 - 11:20 | 判読演習及び解説、質疑応答 |
11:20 - 11:30 | CLOSING REMARKS |
協力:日本母性看護学会
© 2022 第59回日本周産期・新生児医学会学術集会